ある地方公務員のうつ(鬱)ログ

うつ病になった某市役所職員の療養生活日記

E課

 E課への異動は本当に突然だった。

 4月28日の朝礼後のこと。給湯室へコーヒーカップを取りに行った帰りの廊下で、ゴールデンウィーク明けの5月6日からE課に異動してもらうことになったと課長から伝えられた。

 あまりに急すぎる異動と、それを廊下での立ち話で伝えられたという扱いの軽さの両方にショックを受けた。

 

 翌日(4月29日)は休日で、5月1日~5日も休みだったため、引継期間は4月30日のたった1日しかなかった。

 ショックを引きずりながらも、その日は遅くまで残業し、翌日も休日出勤して何とか引継書を間に合わせた。

 4月30日に引継を行ったあとも、5月1日~5日は残務整理やE課への引っ越しでほとんど休めなかった。

 

 E課に異動した5月はかなり忙しかった。

 やらなければならないことが山積していたので、それをどうやって処理していくのか方向づけることから手を付けた。

 連日深夜までの残業。久しぶりに徹夜もした。土日も休日出勤だった。

 ここのがんばりでうまく方向づけることができれば、6月からの業務がスムーズにこなせられるようになる!ここが踏ん張りどきだ!という思いが連日連夜がんばらせてくれた。5月の残業時間は190時間を超えた。

 

 5月下旬には再び増員があったこともあり、6月からの業務は特段大きな問題もなく、比較的スムーズにこなせるようになった。

 8月からはワクチン接種の体制をより効率的に整備したこともあり、私たちの負担は減って、よりスムーズに業務が進むようになった。

 そして10月中旬には一つの区切りを迎えることができた。