床に仰向けになって天井を見た。天井と壁の際に汚れがあった。おそらく壁紙を貼った糊の跡が茶色くなって現れたものだろう。
このことを、
この部屋を施工した業者の腕が悪かったせいだ。もっと腕のいい業者に頼めばよかった。
と考えるのか、
10年も経てば仕方ないだろう。この汚れもこの部屋の歴史の一部だ。
と考えるのか。
“後ろ向きに後悔”するのか、それとも、“前向きにこれもいい味”だと捉えるのか。
少しでもストレスを溜めないようにするには、後者の考え方なのだろう。
こんな考え方が自然に身に付きますように。