ある地方公務員のうつ(鬱)ログ

うつ病になった某市役所職員の療養生活日記

楽観

「楽観とは、腹をくくるということなのだと思う。

 嫌な奴はいるし、期待通りに物事は進まないし、不平や不満が尽きることはない。それでも、僕たちはこの世界で生きていくしかない。」

 

「言葉は届かない。一人の力で社会は変わらない。夢を叶えるのは難しい。夢を叶えても幸せになれるとは限らない。生きている限り悩みは尽きない。

 だけどいつも『それでも』と思ってしまう。『もしかしたら』と期待してしまう。『今度こそは』と夢を見てしまう。

 そんな風に、いつも『あきらめ』と『それでも』の間を揺れながら、物事を考えている。もしも期待や夢だけを追い求めていたら、人生は辛いかもしれないが、根底に『あきらめ』があれば、何が起きても『そんなものか』と笑えてしまう。

 あきらめながらも、腹をくくる。

 受け入れながらも、視点をずらす。」

 

(以上、古市憲寿氏(社会学者)の著書『楽観論』(新潮新書)から引用)

 

 

 これまでの私はまさに“期待しか”していなかった。だから、期待どおりにならない現状に打ちのめされたのかな。

 これからは、“あきらめ上で期待”してみようかな。