本を読んで。
先日、『5年後働く自分の姿が見えますか?』(角川oneテーマ21)という本を読んだ。
2013年9月に出版された本で、「40歳以下の著者による新しい働き方」として、若手の8人の著者が「これからの働き方」というテーマで書いた本だ。
著者の一人である古市憲寿氏(社会学者。私の最近のお気に入り)が書いたパート「読めない将来を考えるより、目の前の楽しいことをやっていく」には、次のようなことが書いてあった。
・日本人は、休暇を取るときに、周りに気を遣い過ぎる。
・病気で休むときでさえ、「会社や同僚に迷惑をかけてしまう」ということを真っ先に考えてしまう。
・職場がつつがなく回ることを、一労働者までもが気にし過ぎてしまう。
・経営側からすればありがたいが、雇用される側がそこまで気に掛ける必要はない。
というような趣旨のことで、私にとっては目から鱗だった。
私も療養休暇を取るにあたり、職場に迷惑を掛けてしまうことを申し訳なく思ったし、今でも思っている。
けれど、これを読んで、そこまで申し訳なく思わなくてもいいのかもと少し気が楽になった。
それに、私が申し訳なく思ったところで、職場の何かが変わるわけではないし、こういうときこそ管理職の出番・腕の見せ所だと思うし。
というふうに、自分に都合よく解釈してみた。気分が少しだけ晴れた。