ある地方公務員のうつ(鬱)ログ

うつ病になった某市役所職員の療養生活日記

暗闇でしか見えぬもの

 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」を見ている。主人公たちが好きな時代劇があって、その時代劇の主役には「暗闇でしか見えぬものがある」という決め台詞がある。この決め台詞がドラマの節目節目で登場して、主人公たちの決断や行動を後押ししている。

 私は今まさに“暗闇”の中にいる。そんな私に見えているものとは何だろう。

 この療養生活では、自分を見つめ直し、自分と対話している。人生でこんなに自分自身のことを考える時間はこれまでなかった。

 うつ病になったことはよいことではないけれど、一度立ち止まって自分のことをじっくりと考える時間ができたことはこれからの人生にとってよかったと今は思う。

 

 これが私にとっての“暗闇でしか見えぬもの”なのだろう。