ある地方公務員のうつ(鬱)ログ

うつ病になった某市役所職員の療養生活日記

うつ病について学ぶ②

 昨日の続き。

 宮島賢也氏の『自分の「うつ」を治した精神科医の方法』(河出書房新社)という本を読んでいる。著者(うつ病になった経験がある精神科医)は、抗うつ薬は対症療法(一時的に症状を抑える)でしかなく根本的な治療ではない(症状を消すことはできても、根本的な原因は解決されない)といい、実体験に基づく治療法として、次のことを紹介している。

○考え方がうつになりやすいか、なりにくいかを決める非常に重要な要素

 →生き方に関する考え方を変える。

○自分を苦しめる考え方(「自分はできない。自分はダメなんだ」という自己卑下や自己否定感)から自分を楽にする考え方に変える。

 ・減点主義から加点主義に変える(できないことや足りないことに目を向けるのではなく、できたことや長所に目を向ける)。

 ・義務や責任でなく、喜びで生きる。

○ただ生きていることの価値を認識し、その喜びを感じる。

 ・自分で自分を認める。

 ・今のありのままの自分を受け入れる。

 ・無条件に自分を愛する。

○解決できない問題は悩むだけ損

 →悩みを手放す。

○解釈の仕方は無限大

 →自分がうれしくなるような解釈や楽しくなるような解釈を選ぶ。プラスにとらえる。